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続!愛をください!

メンヘラのメンヘラによる大衆のためのメディアコンテンツ

宗教は救いにならない 自殺も救いにならない 愛だって救いにはならない 人を救えるのは常に人だ

このブログのサブタイトルを読み上げてみよう。

 

『メンヘラのメンヘラによる大衆のためのメディアコンテンツ』と、こうある。

 

これは、メンヘラ神である私が、メンヘラではない皆さんに向かって、メンヘラ的思考や行動を掲げ、メンヘラをもっと身近に感じてもらおうとする、いわばメンヘラふれあい広場的なことをコンセプトにして作ったブログだ。

 

だがしかしだ、振り返ってみよう。

私がこれまでにした話は「オナニーが気持ちいい話」と「毛髪が死んだ話」、そして「Twitterが楽しかった話」以上の3つである。

 

 

 

メンヘラの話をしろよ!!!

 

いつまでどうでもいい話してるんだよ!!

あのでかでかと掲げたコンセプトは何だったんだよ!!頑張れよ私!!!

 

というわけで今回は、皆さんお待ちかねのビバ!メンヘラ回です。待たせたね皆!

 

 

死ぬことはとても難しい。

毎日毎日Twitterを見ていて思うのは、これだけの人が「つらい」「死にたい」と言っていながらも毎日を惰性でなんとなく生きているのは、心から死ぬ気がないからではなく、死ぬことがとても難しいからだ。今、これを読んでる皆さんに「楽に死ねるボタン」をお配りしたら、きっと73%はためらわずに押してしまうだろう。なぜそんな具体的な数値が叩きだせたかというと、このブログを読んでる人にろくな人はいないだろうからです。急に読者をdisる。これもまたメンヘラならではですね!ビバ!メンヘラ回!!

話が逸れました。先に進みましょう。

 

 

死ぬことはとても怖い。しかも痛い。

それを進んでやろうとする人は、まず常軌を逸しなければならない。

 

メンヘラの割に怖いのも痛いのも苦手だった私は、まず恐怖心を消すためにジンを一瓶、一気飲みしていた。

ジンのアルコール度数は40度。それを割らずに飲むのはかなり至難の業であり、飲むたびに胃は嫌がり喉は焼けただれていく。その感触を確かめながら私はひとりふらふらになるまで飲んだ。

それから、バスタブにお湯をはり、そこに手首を浸ける。テレビドラマでよく観る「お風呂で手首を切って自殺」というアレだ。高いところから飛び降りるのも、電車に飛び込むのも恐かった私にとっては一番恐くない方法だったのだ。そして、ヘッドホンでサカナクションの「モノクロトーキョー」という曲を流して、サビに入る前に「あーーーーーー!!!!」とボーカルがシャウトするところで一緒に「あーーーーーーーー!!!!!!!」とシャウトしながら剃刀を振り下ろしていた。

 

 

書いてて分かった。

このときの私は、完全に常軌を逸していた。

 

 

 

モノクロトーキョーを20回はリピート再生しバスタブのお湯全体を真っ赤に染め上げた私は、心配になって様子を見に来た友人に救助された。

腕の応急処置を施し、「あれだけの血を流したんだから今日はベッドから動かずに休みなね」と助言して帰っていった友人を目で見送りながら私はおとなしくベッドに転がっていた。

左腕の傷がひりひりと痛かった。酔いが覚めると何故あれだけ死にたがったのかわからなくなるのが私の性質の悪いところだ。私はベッドの中で痛みと共に激しく後悔した。痛い。何でこんなことしたんだろう。生きていればいつかは「生きててよかった」って思える夜がくる、ってアル中でうつ病中島らもは私たち死にたい組を励ましてくれていたのに、私はらもさんの言葉すら信仰できなかったのか。意識が朦朧とする。ベッドに横たわってから数時間、体の震えが止まらない。頭痛と目眩も酷かった。ベッドわきの床に何度も何度も吐いた。その吐しゃ物の中には、血も混じっている………

 

 

 

 

 

 

 

……ん?これあたし死ぬんじゃない??

 

 

 

 

 

自分を傷つけたことと、人に迷惑をかけたことを心から後悔し、明日からは悔い改めて前向きに生きようと決心したまさにその瞬間のヒラメキだった。

 

そういえばバスタブ一杯分ぐらいの血はなくなってるわけだし、止血してもらったからとてその失った血は戻らないわけで……

 

 

 

 

やばい。これ、あたし、死ぬ!

 

 

 

 

そこから先はあれよあれよという大パニックである。色んな人に「血が足りない!!」という献血カーのような電話をかけ、冷蔵庫にあったホウレンソウを生でかじり、ユンケルというユンケルを飲みまくった。今思えば早く救急車を呼べと言う話である。でもそのときはそんなこと思いもつかず、友人に頼んで近所のスーパーからレバにらを買ってきてもらったりしていた。なぜ血液の成分から作ろうとしているのか。そしてなぜそれを友人は何の疑問も持たずに買ってきたのか。全てはパニックの所為であった。

 

それでも止まない体の震え。悪寒。嘔吐。意識の遠のき。死が確実に近づいてきている。

 

私は最後の砦に頼ることにした。

 

 

Googleで検索しよう!!」

 

 

このインターネットに侵された脳みそは、死ぬ直前になっても「救急車」という選択肢を叩きだせなかったらしい。ネット世代は今大変な事になっている。レポートをwikipediaからコピペして、人間関係はSNSに依存、そして自らの死すらネットに相談だ。

 

私は小慣れた手つきで症状を検索窓に打ちこんだ。

 

 

 

『頭痛 目眩 吐き気 悪寒 嘔吐 震え 対策』

 

ターンッ!!

 

 

 

すると、Google先生は以下の答えを導き出してくれた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『もしかして:二日酔い』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私は床に転がっているジンの空瓶を見つめた。